こんにちは! 松岡会計のOです。
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します!
昨年11月30日に、令和4年度税理士試験の結果発表がありました。
そこで、試験実施後にも国税庁より公表されていましたが、『固定資産税』の試験問題で誤りがあったことについての取り扱いが示されました。
結論としては、その該当箇所に関しては「全ての受験生が正答していたものとして取り扱う」とされました。
実は税理士試験の試験問題では、捉え方によって複数の解釈ができるような問題が良く出ます。(今回みたいに、明らかに誤りだったと公表されることはありませんが。。。)
ただ、解答や採点については公表されていないため、試験委員が意図的に作っているのか、気付かず結果的にそのような問題になってしまっているのかは分かりません。
このような時は、例えば問題文から2通りの解釈ができる場合は、予備校の解答に別解が示されています。
(先ほど書いたように、出題意図が分からないので、実際の採点は不明です。)
私が過去に『簿記論』を受験した際にも、「計算は絶対に合っているはずなのに、問題の条件で書かれている金額と合わない」、「計算結果に端数が出るのに、端数処理について指示がない」などということがあり、予備校の解説でも少し議論になっていました。
(端数が出る問題は、端数をそのまま解答例に挙げている予備校もありました。)
実際に試験でこのような問題が出てきたときには、メリハリをつけて解答するのが重要だと思います。
問題が適切でなかった時は、基本的には受験生に不公平さが出ないように取り扱われるはずですが、その問題に時間をかけてしまったら他の問題に手が付けられないので、間接的に失点が増えていることと同じになってしまいますね。。
自分が「何かおかしい」と思うときは、他の受験生も同じように思っている可能性も高いので、普段の学習だけではなく、決められた試験時間をどのように使って解答していくかが重要なポイントだと感じました。
今までの受験経験や今回の事例から、どんな問題が出ても焦らないように、普段から本試験を意識して学習することを心掛けていきたいと思います!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!