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解きっぱなしは駄目、解いた後の振り返り、感想戦

最近将棋にはまっている松岡会計事務所のFです。

将棋は小学校の頃に駒の動かし方を覚えたくらいで、実践はあまりやった記憶がありません。
ところが最近将棋に触れる機会があり、気づいたら詰将棋をやったり、棋書を読んだりしています。

まだ始めたばかりなので、実践ではなかなか勝つことはできません。

「どうすれば将棋が強くなり実践で勝てるようになるか」

を考えると、大事なのは将棋の基本から学ぶことだと思います。(詰め将棋・必至・寄せ・定跡・・・)」

駒の動かし方を分かっているだけで実践をするのはあまり好ましくない、という意見を耳にしましたが、これは本当にそう感じます。

たしかに実践は楽しいです。

けれども、勝ち負けにかかわらず、実践の振り返り(将棋の世界では「感想戦」と言います。)をしないと、その対局から学びを得ることはできず、極端に言うと時間の無駄になってしまいます。

 

税理士試験の勉強について。

直前期では演習問題や答練が学習の中心になります。
受験生の気持ち的には、毎日継続して答練を解くことで、本試験に向けて自信を積むことができるでしょう。

ただし、答練も解きっぱなしでは意味がありません。
たとえば答練で失点してしまった箇所について「なぜ間違えたのか」を考える。

「そもそも個別論点の理解が曖昧だった」
「問題文の前提を読み飛ばしてしまっていた」
「残り時間が少なくなって気持ち的に焦っていた」
「頭の中では正解のつもりだったが、答案用紙の転記時に数字をミスした(996を966など)」
「難しい問題に時間を使い過ぎていた」

など、いろんな原因にぶつかるかと思います。

ここでちゃんと原因を見つめ、対策を考えないと今回解いた答練の時間が無駄になってしまいます。

「答練を解いた俺、今日は8時間も勉強した!」というのは直前期の気持ち的には受験生を安心させる材料になります。

ただし、大事なのは答練を解いた後の振り返りです。

「失点」という結果は一つでも、その原因はいくつもあります。

そしてその原因に対する対策はそれぞれで違うはずです。

結果に対して振り返るという作業は人間にとって結構な負担です。
特にミスに対する振り返りはつい目をつぶりがちになることが多いかと思います。

でも、その負担を自らに強いることにより試験の合格にも近づくと考えます。

そして、(5科目合格でなければ)本試験後はその本試験を振り返ることにより次回の科目選択等を考える必要があるでしょう。

 

プロ棋士の動画を見ていると、対局後に感想戦をやっている場面がありました。
勝者も敗者も自分の指した手について振り返りをしています。

 

受験生が勉強をするときは一人なので孤独ではありますが、解きっぱなしにするのでなく、解いた結果に向き合っていきましょう。

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税理士法人 松岡会計事務所 採用担当:藤井

TEL:072-994-7605

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